カメラは、実際に在る物事をフィルムに写し込む。 そうやって集めてきた様々なモチーフを私は組み合わせ、混ぜ込んで、 現実には見ることのできない光景を創ることが好きだ。 混合することによって生じるゆがみやずれは、 私を心の中の情景に連れて行ってくれるように思える。 印画紙を切り、編んでゆくごとに現れる細かな四角いトーンは、 分子が結晶するように、私が想像する世界を構成してゆく。